蛇行しながらも坂を登り続けるブログ

欅坂46についての考察、並びに現地レポ

有明ワンマンライブ

 

2016年12月25日。

 

欅坂46初のワンマンライブが有明コロシアムで開催された。

 

僕は24日、25日と二日間にわたって開催されたこのライブの最終日(夜の部)に当選し、幸運にも座席は"ロイヤルボックス1列目"といういわゆる神席を引き当ててしまったので、"欅坂46史上最も楽しかったライブ"として鮮明に記憶に残ることとなった。

 

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 キラキラ感、多幸感、フレッシュ感。

様々な要素が詰まったライブを今回は振り返っていこうと思う。

 

 

まずはセットリストから。

 

 

 VTR~(3rd)OVERTURE 
① 大人は信じてくれない 
ダンスパート

② 語るなら未来を… 
MC① 
③ 渋谷からPARCOが消えた日 
渋谷川 
⑤ ボブディランは返さない 
⑥ 青空が違う 
⑦ 夕陽1/3 
⑧ 制服と太陽 
MC②~VTR 
⑨ キミガイナイ 

⑩ 山手線 
⑪ 乗り遅れたバス 
⑫ また会ってください 
ひらがなけやき 
僕たちの戦争 
ダンス 
(ジングルベル~サンタが町にやってくる~もろびとこぞりて
⑮ 手を繋いで帰ろうか 
⑯ 誰よりも高く跳べ! 
MC③ 
⑰ 二人セゾン 

⑱ 世界には愛しかない 
サイレントマジョリティー 
MC④ 

【アンコール】 
MC⑤ 
⑳ W-KEYAKIZAKAの詩 
MC⑥ 

 

 

ライブ中

 

 

オープニングではデビューからこれまでの軌跡を辿ったVTRが流れ、新生Overtureがかかる。

 

目の前に花道が見える状態でこれは否が応でもテンションが上がる。

 

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続く"大人は信じてくれない"〜"語るなら未来を…"では激しいダンスと強い歌詞も相まって、ここから一気に欅坂46ショーに引き込まれる。

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MCを挟んだ後は紅の衣装をまとった平手友梨奈が登場。スポットライトを浴びた彼女はまさにスター。圧倒的なオーラだった。僕の中で"渋谷からPARCOが消えた日"は一気に映える曲に。

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その後の"青空が違う"が前半のハイライトである。AbemaTV には自分の顔がしっかり写り込んでいるほどで、その距離から見る青空とMARRYは圧倒的すぎるほどにアイドルだった。

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夕陽1/3を挟んで披露された制服と太陽も個人的には大好きな曲だ。ライブで見ると更に輝く。

 

再びMCを挟んだ後のキミガイナイではキャプテンの菅井友香が涙を流す。このライブにかける思い、これまでの葛藤や苦悩が伝わってくるような気がして、危うく涙が出るところだった。

 

山手線、乗り遅れたバスと乗り物関連で続くセトリは山手線に乗り込めた漢字欅と一歩出遅れたひらがなけやきの長濱ねるの状況をストーリー仕立てで表しているようだった。

 

乗り遅れたバスから降りてきた長濱ねるが歌う"また会ってください"も独特な存在感がある。長崎県出身の彼女はいい意味でとっつきやすく、しかしどこかで儚さを感じる幻影的美少女である。

 

本人は歌が苦手だと言っていたが、この曲は長濱の声がなんともいい味を出している。

 

長濱がはけた後、ひらがなけやきのメンバーが登場。

 

新しく坂を登り始めた妹分達を漢字欅のメンバーは何を思ったのだろうか。

 

少なくとも僕の目には希望のように映った。

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FIVE CARDSの"僕たちの戦争"を挟んだ後、クリスマスライブならでは、サンタのコスプレをしたメンバーがクリスマスソングに合わせてのダンスパート。

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まくし立てるように続く手を繋いで帰ろうかでは@JAM×ナタリーEXPOの時と同じようにステージ全体を使ったパフォーマンスが行われた。

 

個人的に、ライブ時の手を繋いで帰ろうかのイントロ溜めが大好きだ。

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その後、ひらがなけやきのライブ鉄板曲、"誰よりも高く跳べ!"でいよいよ会場のボルテージは最高潮に。

 

MCを挟んで、ここからはシングルパート。

 

温存していた訳ではないだろうが、ここまで表題曲を一曲も歌わずにライブがこなせるあたり、欅坂46の楽曲の層の厚さは凄まじいものがある。

 

二人セゾン、世界には愛しかない、サイレントマジョリティー。

 

新曲から過去に遡って披露していくスタイルも欅坂らしいと思った。

 

どの曲も本当に素晴らしい。

 

とりわけサイレントマジョリティーでは平手友梨奈の「私たちは支配されない。私たちは坂を登り続ける」という言葉に撃ち抜かれた。実際、パフォーマンスもこれまで披露した中で最も完成度が高く、日々更新されていっているのだと感動した。

 

このシングルメドレーにてライブ本編は終了。

 

観客から自然と沸き起こるアンコールに身を委ねていると、今回のグッズTシャツを着たメンバーが登場。

 

手には僕が前日に6時間並んで手に入れたサイリウムを持っている。

 

そしてメンバーから振りに関するレクチャーを受けた後、W-KEYAKIZAKAの詩は披露された。

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乃木坂46で言う、乃木坂の詩に当たるこの曲はいわば坂道の国家のような曲である。

 

しかし、乃木坂の詩が乃木坂のことだけを歌っているのに対し、W-KEYAKIZAKAの詩では漢字欅ひらがなけやき両方のことが歌われている。

 

そういった意味でも、このワンマンライブのラストにこの曲を披露した意味は大きいと思うのだ。

 

平坦だと信じていた目の前の道

ほんの少し傾斜してる。それは希望かもしれない 

 

歌詞も相まって聴きながら涙が流れた。

 

まとめ

 

こうして欅坂46史上最高のライブが終了した。

ライブ終了時の僕はひどく興奮していた。

初めての全国握手会、@JAM×ナタリーEXPO、最高に楽しかったのだが、このライブはそれをゆうに超えてきたからだ。

まして、まだデビューして8ヶ月あまりというのだから、すごいとしか言いようがなかった。

 

僕の場合、今回は座席に恵まれたというのもあるが、仮に見切れ席で観たとしても最高のライブには違いがなかっただろう。

 

まさに圧巻だった。

 

しかし、今現在の状況から振り返ってこのライブを見てみると、"有明ワンマンが欅坂の全盛期"などと最近では言われることが多い。それだけこのライブが素晴らしかったのと同時に、2017年の欅坂46平手友梨奈さんの不調などもあり、最高のパフォーマンスが発揮できないことも多かったのも事実だ。

 

しかし、このライブを見た人ならまた必ず最高のパフォーマンスをしてくれると信じられるだろう。

 

というよりも、信じたい。

 

常に最高のパフォーマンスを更新し続けてきた欅坂46だからこそ絶対にこのライブを超えるライブができる。

 

今年はこのライブを超えられるものを見れることを心から楽しみにしている。

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