蛇行しながらも坂を登り続けるブログ

欅坂46についての考察、並びに現地レポ

近況

 

過去のライブ記事は一旦置いておいて、今日はここ最近の欅坂46について思うことをつらつらと書いていこうと思う。

ここ最近の欅坂の動向とはすなわち平手友梨奈さんの動向ということなのだが。

中には不快に感じる方もいるかもしれないので、ネガティブな記事が読みたくない場合はここでページを閉じて頂きたい。

 

紅白過呼吸転倒事件

 

まずは昨年の紅白での出来事。散々話題になったので今更触れるまでもないと思ったが、やはり衝撃的だったので触れておこう。

 
2017年の紅白歌合戦欅坂46は後半のトップバッターとして出演し、"不協和音"を披露した。有線大賞やFNS歌謡祭で"やる気がない''笑顔がない"と叩かれた欅坂46平手友梨奈さんはその鬱憤を晴らすかのように素晴らしいパフォーマンスを披露した。NHK的に言うとまさに鬼気迫るパフォーマンスだった。僕は興奮と感動で、「見たか、これが欅坂46だ」と言って回りたかった。そして、欅坂46の出演と同時にもう今年の紅白は実質終わったと思って、年越しそばの準備を始めてしばらくしたところ、司会の内村さんが夢がなんとかと語り出し、不協和音のイントロがかかった。慌ててテレビに視線をやると、コラボが噂されていた欅坂46と内村さんのコラボが本当に実現していた。しかしこの時はまだ異変に気付かない。「欅坂、NHKに推されてるな、扱いがいいな」その程度にしか思ってなかった。
しかし次の瞬間、明らかに苦しそうな平手友梨奈さんの顔が映る。動きも重いし、今にも倒れそうな感じだった。ただごとではないと感じ、食い入るようにテレビを見ていると次の瞬間誰かが倒れたように見えた。
それは鈴本さんだった。
 
今回倒れたことで欅坂46はまたしても批判の対象になった。ネットではメンバーだけでなく欅坂46運営に対しても「働かせすぎ、酷使しすぎ」といった批判が相次いだ。正直、見ていた側として本当のところはよくわからない。確かなことは、欅坂46紅白歌合戦という大舞台で過呼吸を引き起こし、倒れてしまった。この事実である。この件に対して、もう済んだことなのでとやかく言うつもりはないが、一つ残念なのは1回目の素晴らしいパフォーマンスが2回目のパフォーマンスに完全にかき消されてしまったという点である。
 
事実、転倒シーンの視聴率は40.80%とかなり高い数字を出している。世間が欅坂46に抱くイメージもネガティブなものになってしまったことは予想がつく。
 
ただ、1ファンとしてプラスの側面を上げれば、欅坂46は一曲にまさに全身全霊で挑み、過呼吸になり、倒れながらでも高いパフォーマンスを発揮する稀有なるグループだということが再確認できた。また、YouTubeでは不協和音のMVを始め、紅白関連動画などが軒並み視聴回数を伸ばし、結果的には欅坂46が大注目を集めることとなった。"紅白新規"という言葉が生まれるほど、今回のパフォーマンスに衝撃を受けた人が多かったということだろう。
 
紅白という舞台と欅坂メンバーの気合い、不協和音という強い曲が相まってこのようなことが起きてしまったのだと思う。
 
  
 

武道館公演の中止

 
続いては漢字欅の武道館公演の中止である。
 
 平手友梨奈さんの怪我ということで、漢字欅の公演自体が中止されたこの件について。いまだかつて、一人のメンバーが倒れただけでグループ全体のライブが中止になったアイドルがいただろうか。個人的には紅白よりこちらのほうに驚いた。この件に関しても「運営は何を考えているのか」「ずーみん(今泉佑唯)が欠席した時にはやったのに平手がいないとやらないのか」「メンバーは誰一人として反論しなかったのか」等の批判が上がった。後に佐藤詩織さんから"メンバー、運営みんなで話し合って出した結果"という風な内容のブログが発信されたことにより、批判は減ったが、それにしても大半のファンは残念に思ったことだろう。実際、僕も楽しみにしていた公演だったのでガックリきた。
デビュー当時より、圧倒的なカリスマ性を誇るセンター平手友梨奈さんが欠けることの重大性をまざまざと見せつけられた気がした。
欅坂陣営としては武道館公演という特別な公演を平手友梨奈含む全員で披露したかったとの釈明だったが、むしろセンターに平手さんを置かない現時点での漢字欅のパフォーマンスを見たかったというファンも多かったのではなかろうか。
ファンと運営側のギャップ、平手友梨奈さんへの極度の依存。これはけっこう深刻な問題として今後もついて回るかもしれない。
しかし、漢字欅のライブ中止と同時に、ひらがなけやきのドラマがスタートした気もするのだ。代役とは言え、あの武道館で3daysのライブを開催する。今回のライブが大成功すればそれこそ手放しで称賛されるべきだし、ひとつのドラマとして語り継がれるべきだとも思う。また、現在撮影されていると噂の6thシングルの選抜メンバーにひらがなけやきが入ることも十分考えられると思う。
ひらがなけやきのメンバーが漢字欅のことをどう思っているのか実際のところはわからないが、今はただ、3日間頑張ってこなしてほしいと思う。僕は残念ながらチケットが外れてしまったので直接見に行くことはできないが、心から応援している。
また漢字欅にについては今はただゆっくり休養を取ってくださいということしか言えない。そして万全な状態でライブが見れることを心待ちにしている。
 
 
 

平手友梨奈さんの怪我

 

さて、最後に触れるの平手さんの件がもしかすると一番深刻かもしれない。

平手友梨奈さんが負った全治一か月の怪我。公式には上腕三頭筋損傷ということで発表された。この怪我自体ももちろん心配なのだが、平手さんの場合、外傷というより精神的な部分、つまり心のほうが大丈夫なのかと心配になるのである。2017年は何度もライブ中にうなだれたりするシーンがあって、実際僕もその瞬間を見てきた。あのうなだれ具合、しかもこれだけ長期にわたって不調が続くというと本当にうつ病ではないのかと疑ってしまう。一度精神的に病んでしまうと回復するのに時間がかかるし、後々までダメージを引きずることになる。現状、欅坂46の命運は平手友梨奈さんにかかっていると言っても過言ではないので、一か月と言わず、しっかり治るまで療養してほしい。これが僕の本音である。あと、少し厳しめのことを言うと、いくら16歳とはいえ、ステージに立つ以上、あんなパフォーマンスをするようではプロ失格である。とりわけ、2017年のTIFでは、他のメンバーやセトリは良かったのに平手さんだけが明らかにうつむき加減でニコリともせず、見ていて全く楽しくなかった。多分、今まで見てきた欅坂46のライブの中で一番つまらなかったと思う。ああいった時はとにかく休んでほしい。

 

 

さて、ここまでネガティブな話題を3つ出して思うことを書いてきたが、僕は欅坂46が大好きだ。平手友梨奈さんに対しても厳しめのことを書いてしまったが、平手さんのことも大好きだ。平手さんはよくも悪くも天才肌で、0か120かのパフォーマンスしかできないんだと思う。最低か、最高か。いいじゃないか。いつも安定して優等生のようなパフォーマンスをするアイドルよりずっと推せる。僕は有明の時のような120のパフォーマンスを見たくて、欅坂46を明日からも追いかけて行く。

 

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